クリスマスイヴですってよ


朝起きてたまたま目にした占いには、「クリスマスイヴとは思えない悲しい出来事がある」と書いてあった。

ふーん、どんなものなのか体験したいじゃないか。

悲しい出来事、、、身内や知人、友人の不幸は嫌だが、自分に降りかかる悲しみなら受けて立とうじゃないか。と意気揚々に構えた。

さて本日の予定をあれこれ考えていると、近場にある焼き鳥屋が思い浮かんだのである。

2件並びの店があり、どちらにしようかと店の前に行くとなんと、実際には3件の店がある。

左から焼き鳥屋、居酒屋、居酒屋。

はて、どうしたものか?

真ん中の店に入ろうと決心して扉を開けた、店内は、、、ちょっと違うな。

店の人も車の騒音と重なって、扉を開けたことにも気づいていない様子。

そっと扉を閉める。

さて、右隣の店は提灯は消えているが店内には明かりが、しかしお客を迎える準備はできていないらしい様子を察知して、一番左側の店にしようと店内を覗く。

うん、カウンターにはまだお客はいない。

意を決して扉を、あ、軽く押してください自動ドアだ。

初めてなので一番出口付近のカウンターに着席。

奥のテーブル席には先客さん。

しかし、話し声は聞こえない。いい距離感。

随分前から店があることは知っていた。随分年季の入ったオヤジさんでもやっているのかと思っていたが、意外や若い男性マスター、大将だ。

と、ここからのことを事細かく説明するには、ちと酔いすぎた。

ざっくり言って、なかなか落ち着いて飲める店だという事だ。

焼き場の前で呑んでいたので大将の動きを丸見えできるアリーナ席の一番前だ。

感動したのは炭の扱いだ。焼き物をする人はこんなにも愛情を込めて炭を扱うのかと初めて知った。

いや、他ではあまり見たことがない。

丁寧な炭の扱いで素材が喜んでいる様が見て取れた。

結論から言うと、また来ようと素直に思えた。

悲しい出来事があるどころか、ひとりイヴに嬉しい発掘ができて幸せ気分さ。

ひろゆきさんが言う、幸せは金持ちだけの特権じゃない。貧しくても幸せと思ったらそれが幸せだと。(解釈に多少の誤差はあると思うが)

金は全てじゃない。だが、必要最低限はないと何もできない。最低限さえ持ち得ない人が増えている現代。

政治家の責任だけにしようとは思わない。

いま生きている全ての人に、生きることの価値観と支え合う気持ちが間違った方向に進んでいるように思える。

誤ったら謝る。謝ったら許す。

公人では許せないが、個人での関係は許すという許容がなければいがみ合うだけだ。

話が逸れたみたいだが、ま、今日は素敵なクリスマスイヴだったということで、占いは外れましたよと。